【奇跡のマーケティング体験】 2022/6/7 ラトリエ・オリーブ
私は奇跡的な土地売却体験をしてマーケティングの効果を実感しました。今回はその全貌をお話ししたいと思います。
亡き父が残した一軒の家。昭和50年に建て雨漏りもありそのままでは使えませんでした。立地は川沿いで津波や洪水などの危険もあるとても条件の悪い場所で、絶望的な状況だったのです。更地にすれば固定資産税が6倍になるとも聞きました。
土地を有効に活用するにはどうしたら良いか、宅地以外のあらゆる活用方法をリサーチ、使いたい人が気持ちよく使える方法を模索し根気強くPDCAを回し続けた結果、約1年半で売却。先日無事引き渡しを終えました。
さて、どのようにマーケティングを進めたのか、本題です。
市街化調整区域で使い方は自由だったので、どういう人をターゲットにしていくかが課題でした。
宅地以外にも考えられる限りの使い方、かかる経費をリサーチしました。
私は車で2時間近くかかるところに住んでいますので、WEBを活用した販売方法をとっている不動産会社に仲介してもらうことが必要でした。
契約した不動産会社は2社。
少し大きめで県内全体を網羅し、Webで広告や不動産情報を大量に出しているA社と
地元に強く、しかもWebを上手く活用していて会社のネーミングも面白いB社です。
A社・B社の担当者に相談したり、自分でもネットで情報収集してターゲットを絞り、ペルソナを描いていきました。結果
・子どもや孫の家を建てるために購入を考える、この地域の住民(50~60歳代)。
・この地域で育った人が実家の近くに住むために購入を考える、20歳代後半~30代。
と決めて進めていきました。
私がやったことは、そんな方たちに好まれるように土地の美化を進め(家屋の解体・草刈など)、不動産会社さんと連携し、こまめに連絡を取り合うことでした。更地にしてしまったので、1年以内に売却を目標にしました。
その結果、担当者がターゲット年齢に近くスマホで情報交換や連絡をこまめに取ってくれる、B社に軍配が上がり売買契約ができたのです。
購入してくださったのは、近所に実家がある私が描いていたペルソナそのものとも言える若者・・・奇跡でした。
私から直接勧めたわけではありません。
A社の担当者が購入者の実家に直営業した時は、特に必要ないと断られたそうです。
後から話を聞くと、購入者は私が草刈りをしているのを見て、声をかけたかったのだそうです。私は全然気付いていません。
結局のところ、Webを見た住宅会社からB社に問い合わせがあり、B社が対応してくれたのでした。
専門的知識があり仲介してくれる会社、適切な情報の公開があることが必要ですし、親しみやすさもとても大切なことでした。
そんな貴重な経験をさせていただきマーケティングの効果を実感したのです。